小原病院脳卒中センターでは365日、24時間の脳卒中救急患者様の受け入れのため、救急受け入れ体制・診療を開始し患者様へ安心できるよう医療を提供いたします。
「一次脳卒中センター」とは、地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(t-PA静注療法・血栓回収療法・脳血管内手術を含む)を開始できる施設です。 一般社団法人日本脳卒中学会の認定要件をクリアした病院が、「一次脳卒中センター」の認定を受けられます。 ※t-PA静注療法とは? 血栓をtPAの力で溶かして血栓で詰まった脳動脈を再開通させ、脳の組織が決定的に傷む前に十分な脳への血流を戻す治療です。 |
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脳梗塞、頸動脈狭窄症、くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤、脳出血、など急性期脳卒中の治療全般から慢性期脳卒中の予防的治療
その他にも、慢性硬膜下血腫や頭部外傷、髄膜炎、てんかんなどの機能的疾患から脳腫瘍など幅広く対応いたします。
南薩地区唯一の「一次脳卒中センター」として、毎日2〜4名の医師が脳卒中全般の診療を行っています。
脳卒中の早期診断、治療開始は予後の復帰率等にも大きく影響する為、迅速な診療体制が必要です。
また、救急患者へスムーズに対応するため、南薩地区の救急隊とは定期的なカンファレンス(勉強会)を開催し「脳疾患の症状が疑われる場合など」スムーズな受け入れ体制を構築しています。
病棟では、常勤医師3名による構成で脳卒中専門チームを作成し週2回多職種カンファレンスを開催し患者様が安心して治療を継続できるようになっています。
急性期の脳卒中に対する診断治療を直ちに行えるように24時間365日対応すべく診療(診断)治療体制を整えています。
tPA静注療法(静注血栓溶解療法)とは、脳血管に血栓をtPAの力で溶かして血栓で詰まった脳動脈を再開通させ、脳の組織が決定的に傷む前に十分な脳への血流を戻す治療です。
発症から4.5時間以内に実施する必要があります。救急隊とのスムーズな連携が重要です。ご家庭でも「いつもと違うな?」と感じたらすぐにお問い合わせください。
注 全ての脳梗塞患者がこの治療の対象とはなりません。実施するに当り慎重な判断と適応の見極めが重要となります。
tPA静注療法によって症状の改善が認められない場合や治療の適応外の症例に対して、カテーテルを用いた脳血管内治療が行われるようになり、最近では血栓回収デバイスによる血栓回収療法が注目されるようになってきました。
脳梗塞の血管内治療は、発症後8時間以内の患者さんが対象となります。カテーテルを足の血管から挿入して、頭の中の脳血管へ進め、血管を塞いでいる血栓を回収し、閉塞した脳血管を再開通させます。
注 全ての脳梗塞患者がこの治療の対象とはなりません。実施するに当り慎重な判断と適応の見極めが重要となります。
脳外科紹介ページを参照ください