当院は2次救急指定病院として24時間365日昼夜を問わず救急患者を受け入れており、手術室も同様に365日緊急手術に備えた24時間オンコール体制をとり、南薩地区の中核病院として役割を果たしています。手術室が2室、血管撮影室の計3室で主に外科・脳外科・泌尿器科・整形外科・循環器内科・腎臓内科と6診療科による外科的、内科的治療が年間300症例以上行われています。手術件数は年々増加し、高齢化の影響もあり高齢者のハイリスク手術なども増加してきました。手術室は高度で複雑な医療機器を毎日扱うため、安全で質の高い医療を提供できるよう常に業務改善を行い、スタッフが少数でも手術が行えるように、手術室動線を考慮した手術機器・器材の配置の改善、手術器材のセット化、当院オリジナルのSPT(手術準備キット)を導入し手術準備から終了までの時間の短縮と効率化に努めています。また、感染対策としてSSI(手術部位感染)予防のため、医療従事者の安全を確保するためのAAMIレベル(米国医療機器振興協会)が定める、ガウンやドレープ等のバリア性能を4段階で示した世界的な基準を当手術室は積極的に取り入れ医療従事者への感染リスクも軽減させています。各科の専門的な知識や向上に努め、患者様に安全・安心な医療・看護が提供できることを目標に取り組んでいます。
看護師 3名
准看護師 1名
補助者 3名
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能取得:1名
手術室・感染対策セミナーや周手術期看護研修会などに出席し知識の向上に努めています。
2015年度、滅菌業務研修会にて発表